保健師 入庁4年目のインタビュー
支援を結び困りごとをほぐす
保健師
保健所保健予防課
入庁4年目
キャリア
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大学
看護大学保健師コース
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1年目~3年目
保健福祉総務課(中央部)
母子保健や成人保健業務に携わる
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4年目~
保健所保健予防課にて難病の患者支援事業などを担当
就職の決め手
「保健師」というキャリアパス
家族に医療関係者が多い環境で育ち、幼い頃から医療・保健福祉の仕事に強い関心を持っていました。特に、子育てをしながら看護師資格を取得した母の姿は深く印象に残り、私のキャリア形成の基盤となっています。
当初は病院でのケアを担う看護師を志望しましたが、実習を経験する中で、地域住民の健康づくりや疾病予防といった公衆衛生分野の活動に強く惹かれるようになり、新卒で入庁しました。専門性を生かしながら、個人支援と地域全体に貢献できることに使命感を持って取り組んでいます。
仕事内容
多角的な知識、他職種との連携
初めての配属は母子・成人保健業務でした。現在は、保健所の保健予防課で指定難病患者さんへの支援業務の担当です。医療費助成申請の窓口業務に加え、電話や家庭訪問による個別相談支援、相談会の運営なども実施しています。
難病患者さんの退院に向けたサービス調整に立ち会ったとき、サービスや情報の格差で療養生活に大きな違いが出ることに気づき、医療・介護・障がいなどの幅広い知識の重要性を痛感しました。県や医療機関と密接に連携し、地域で安心して療養できる支援体制は、患者さんのクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上につながるため、切れ目のないサポートを目指します。
仕事の魅力
困りごとをほぐしていく
仕事で大切にしているのは「住民の方に寄り添う姿勢」です。「困っていない」とおっしゃっても、寄り添ってお話を聞いてみると、ご自身では言語化できていない問題が見つかることがあります。また、難病の告知を受けたさまざまな状況の方に寄り添い、困りごとをほぐしていくのも大切な役割です。
生活困窮で入院費が払えない患者さんのケースでは、生活福祉課、フードバンク、障がい福祉課など多様な関係機関と連携し、担当者会議を開きました。その結果、生活保護や金銭管理を支援する機関への橋渡しができて、難病治療の継続につながったことがありました。この経験を元に、これからも一人ひとりのお声に耳を傾けていきたいです。
今後の目標
次の課題は難病患者さんの災害対策
「難病医療生活相談会」という事業を担当し、難病についての講演会やドクター・栄養士等との個別相談を行っています。利用された方にアンケートをお願いするのですが、そこで「話が聞けてよかった」と目に見える評価が得られると、やりがいを感じますし、次の改善につなげていこうと思います。
現在、難病担当として感じている大きな課題は災害対策です。人工呼吸器などを使用している患者さんにとって、災害時の電力停止は命に関わります。今後は、個別の避難計画の策定や実践的な避難訓練を実施できればと考えています。
1日のスケジュール
スケジュール
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08:30
始業
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09:00
午後の事業に向けた会場設営
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10:00
訪問支援
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12:00
昼休憩
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13:00
難病医療生活相談会(パーキンソン病 講演会)
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14:30
相談会会場片付け、振り返り、相談会・訪問記録作成
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16:00
特定医療費受給者に関する申請の窓口対応・事務処理
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19:00
退勤



