心理職 入庁2年目のインタビュー
「親と子のつながり」を手助けするために駆けつける
心理職
子ども支援課
子ども家庭支援室
入庁2年目
キャリア
-
大学院
臨床心理学専攻
-
前職
・児童心理治療施設
・子ども発達センター・心理相談員(会計年度任用職員) -
1年目~
子ども支援課 子ども家庭支援室
就職の決め手
専門的な知識を携え、
福祉の現場に挑む
学生時代に児童福祉の分野に触れ、複雑な背景を持つ子どもたちと関わる心理職の仕事を知りました。そこで痛感したのは、センシティブな問題を抱える現場では、優しさや子どもが好きなだけでは太刀打ちできないという現実です。冷静に対処するためにも、専門的な知識が必要であると考え、大学院で心理学を修めました。
新卒で心理治療施設で働いたあと、2人の子どもの出産を経て、宇都宮市の子ども発達センターにて約9年間、非正規職員として勤務しました。その後「継続的に支援に関わりたい」という思いと、子育てしながら長く働き続けられる環境を求めて、正規職員採用試験に挑戦しました。
仕事内容
子どもが子どもらしく成長できるように
現在は子ども家庭支援室で、子育て世帯への支援や虐待リスクへの対応を行っています。 心理職は室内で働いている印象がありますが、私の仕事は訪問などで外出することも多いです。家庭支援のケースワーカーとして動きながら、「心理職の視点」で見立てを行うのが私の役割です。
虐待の通告で命の危険がある場合は、児童相談所と連携して子どもの元へ駆けつけることもあります。それぞれの家庭にとってより良い状態になるよう一緒に考える。子どもが子どもらしく、安心して成長できる環境を整えるために、多角的な視点でアプローチします。
仕事の魅力
原点からつながる仕事のやりがい
私の仕事の原点は、かつて施設で働いていたときの経験にあります。当時、辛い思いをした子どもたちと向き合っていましたが、その気持ちを十分にわかってあげられず、自分の無力さを痛感しました。しかしそのときに、私の進むべき道も見えました。それは、子どもや親と向き合い続けること。そして、自分自身の無力感からも逃げずに向き合い続けることです。
たとえ子どもたちの気持ちのすべてをわかってあげられなくても、「親子が家庭で過ごすためのお手伝いに何ができるのか」「どのように力になれるのか」を考え続けることはできるはずだと気づいたからです。継続的な支援を行うためには、適切な距離感を保ち、フラットな目線で接することが大切です。難しさを感じる場面もありますが、その分、親子が互いに安心して過ごせるようになったときに、大きなやりがいを感じられる仕事です。
今後の目標
伝わるように伝える難しさ
保護者の方へ何かを伝える時、自分の価値観や偏見を押し付けないよう細心の注意を払っています。「どなる・叩くことはダメ」ということは、当事者もわかっています。それをどう伝えれば、相手の心に届き、行動変容につながるのか。日々、伝え方には心を砕いています。
また、宇都宮市では将来的な「児童相談所」の設置に向けた準備が進んでいます。より重層的な支援が求められる未来に備え、部署を超えて心理職同士で事例検討や勉強会を行い、様々な家庭での困りごとに対応できるよう知見を共有し合っています。
1日のスケジュール
スケジュール
-
08:30
始業、全体朝礼
-
09:00
保護者・子どもと面談・
電話対応 -
10:00
関係機関との連携
-
11:00
会議
-
12:00
昼休憩
-
13:00
家庭訪問
-
14:30
小中学校での面談
-
16:15
退勤(部分休業制度を活用)



