保健師 入庁3年目のインタビュー
点で終わらない継続するつながり
保健師
保健福祉総務課
地域保健福祉担当(東部)
入庁3年目
キャリア
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前職
約3年間、病院の産婦人科病棟に勤務
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1年目~2年目
子ども部 子ども支援課子ども家庭支援室
児童福祉に関する虐待・養育・性格・生活習慣・学校・家庭生活などの相談受け付けや関係機関と連携を図り情報共有を行う業務
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3年目~
保健福祉部 保健福祉総務課地域保健福祉担当(東部)
産院から自宅に戻る母子への支援、幼児健診で発達の心配など支援が必要な方への連絡や訪問、地域の方々への健康教育や健康づくり活動
就職の決め手
土日祝の休みは公務員ならでは
結婚を機に地元の栃木県へ戻り、宇都宮市役所は自宅から通えて地域で働ける理想的な職場でした。日勤帯のみの勤務時間で、土日祝日が休みという環境は、仕事と家庭の両立に最適です。自身の資格や前職の経験を生かせる点と、充実した福利厚生、そして女性が活躍している環境に大きな魅力を感じました。
仕事内容
市民の健康を守る
今は地区市民センターで地域保健福祉を担当し、市民の健康を守る役割を担っています。具体的には、産院から自宅に戻る新生児とその母親に対する支援、幼児健診で発達の心配など支援を必要とする方への連絡や面接・訪問を行い、継続的なケアを提供しています。
また、成人向けの健康づくり支援、がん検診や特定健診の結果のフォローアップなど、全世代を対象に幅広い健康支援の活動を行っています。
仕事の魅力
継続的な支援ですこやかに
前職の産婦人科では、妊娠から出産までサポートしたり、女性特有の疾患をみたりと、女性の生涯にわたる健康を支える仕事をしていました。
退院後の患者さんの経過を把握することは難しかったのですが、現在の職では継続的な支援が可能です。経過を継続的に見守ることができるので、通過点に終わらないことに大きなやりがいがあります。保健師の仕事を目指すきっかけは、自分が幼少期に肌が弱くて地域の保健師さんにとてもお世話になった経験です。市民に寄り添い、継続的な支援ができることは私の働きがいになっています。
今後の目標
支援とともに選択肢を広げる
市民の中には保健師の支援の必要性に気がつかない場合もありますが、一方で頼りにしてくださる方も多くいます。様々なケースに接することで、より適切な情報提供ができるようになってきました。地区市民センターでは「健康づくり推進員」などのボランティアの方々とも交流があり、地域に密着した情報発信が可能です。
最近の気づきとして、支援やサポートだけでなく、市民の自立した生活を見据えた選択肢の提供が重要だと感じています。たとえば、病院への連絡だったら代行するのではなく「やってみようかな」と思ってもらう土台を整え、市民自身が行動を起こせるような環境づくりを心がける。まだまだ学ぶべきことは多いですが、先輩方を見習いながら努力を重ねていきたいと思います。
1日のスケジュール
スケジュール
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8:30
始業・全体朝礼
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09:00
行動予定・情報共有
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09:05
健康教育の資料・活動日報の作成
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11:30
昼休憩
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12:30
幼児健診会場へ行き、健診業務に従事
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16:30
帰所
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17:15
保健福祉グループ内の情報共有
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17:30
退勤